今年1月、東京にて清澄SHUGOART GALLERY,銀座BLD GALLERYにて「Documentary」を見たばかり、そして大阪で再び中平卓馬のDMが届いた時は感動と驚きでした。
アートスペースSixでは大阪限定のアート企画をされています。過去には草間彌生、宮島達男、デヴィッド・リンチ、森山大道と立て続けに大物作家が貴重な展示行っています。
(ちなみにホームページ、次回予告スケジュールはありませんので、情報も貴重。。)
今回の中平卓馬の展覧会は大阪で初個展だそうです。
展示は大きな写真と小さな写真を壁一面に貼り尽くしています。それは東京で開催された二つのギャラリーの展示をミックスしたようでした。
「キリカエ」というタイトルで期間中、大阪で撮影された写真を5月中旬には追加されていきます。作品はここ30年間一貫して撮影されている縦位置のカラー写真です。
まさに感覚で視覚し、感覚でシャッターを切っている。物と物との間に空気が入り込み、写真を見ていると街で写真を撮っているような感覚に陥りそうになりました。これが中平卓馬の言う「写真」だと強く感じた次第です。
そして、現在の自分が撮影している感覚と近く、とても興味深かったです。
もう一つ、興味深かったのは会場受付にあった作家本人が大阪の町中をカメラを持って歩いている映像でした。赤いダウンジャケットにShort Pieceと描かれている帽子をかぶって、大阪の街を歩いている中平卓馬。時には階段を一つ飛ばしに降りていったり、黙々と僕が毎日歩いている大阪を中平卓馬が歩いている映像でした。
中平卓馬が大阪で歩いていたと思うと、自分もまたがんばって歩こうと思うと共に、街でバッタリ会いたいと願う思いです。
今回も関西で貴重な展覧会となっていますのでオススメします!
中平卓馬「キリカエ」
会場=Six
会期=2011年3月19日(土)〜5月29日(日) 月休(月曜が祝日の時には営業)
開廊時間=12:00〜19:00
住所=大阪市中央区南船場3-12-22心斎橋フジビル2F
(地下鉄御堂筋線心斎橋1出口徒歩2分、コム デ ギャルソン大阪店2階)
電話=06-6258-3315
入場無料
大阪 写真 ギャラリー
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